使う方々も、作る人々も、
HAPPYでありますように、

《Story》

■グラフィックデザインから真珠職人
KAYOKOは芸術系大学卒業後、神戸市の真珠宝飾関連会社でグラフィックデザイナーとしてキャリアスタート。手先の器用さからパールネックレス組や加工等、真珠職人の1から10を学び、真珠の審美眼が鍛えられた。
■ライフステージの変化と病
婦人科疾患（子宮筋腫）の悪化で退職後、結婚・出産。2女の育児に専念、専業主婦歴12年。夫が独立した真珠宝飾輸入卸販売会社のネックレス製作、おもてなし企画等で徐々に社会復帰。48歳の健診で早期の子宮頸がんがわかり、レーザー手術治療で完治。
■学び直し
「自分に正直に生きよう」と一念発起。49歳で自分の不足を補うため早稲田大学人間科学部入学。中高年の女性の生体機能（血圧、脈拍、唾液アミラーゼ、R-R間隔）が研究できるゼミに入る。母、妻、仕事と猛烈に学んだ4年間。卒論テーマは『装身具の着用が中高年女性の生体に与える影響』。ジュエリーを着けると中高年女性が癒される効果が少なからずあると確信。卒論が応用心理学会国際パリ大会で認められ、発表。
■仕事
海外出張等でヨーロッパマダムの粋な装飾（眼鏡等）文化に多く触れた。鯖江の３代続く眼鏡職人と出会い「美しい色と艶を持つセルロースのルーペ」を知り心躍る感覚を得る。鯖江の工房との関係を築く。
■ルーペコリエ誕生
女性の社会復帰の難しさ、更年期に悩まされ、「見えなくなる不安」＝「あきらめる」等、自己の経験や多くの女性の声を元に、ものつくりに試行錯誤の日々を送る。
2015年、大人女性の「Well-being 」をテーマに「見る」にフォーカス。様々な経験を経た女性たちが、「見ること」を楽しみ、「自分軸」で「素材」にも、「ファッション」にも満足できる『 LOUPECOLLIER / ルーペコリエ 』が誕生、リリース。

■仲間
「使う人も、作り手も、ハッピーになれる物作り」を目指すデザイナーKAYOKO。ともに歩んだ長女Caoliが職人としても宝石鑑別「GAM-A Cert-GA」として成長。そして、かつてアクセサリー職人で家庭に入っていた職人達と、今、共に製作に励む。